EC事業者のためのWMSシステム専門メディア|ロジハピ » 【業種別】WMSシステムの導入事例集 » 化粧品

化粧品

目次

ここでは、実際にWMSシステムを導入した化粧品業界の事例をまとめました。抱える課題をどう解決したのか、システム導入前と導入後で作業効率や生産性はどう変化したのかを知っておきましょう。自社に導入した場合のイメージを具体的に掴めるはずです。ぜひ参考にしてください。

ネイル商材の卸売を行っている
企業の事例

導入前:出荷や受注管理に時間がかかりピッキングにもミスが多い

WMS導入前は、出荷作業に非常に時間がかかっていた点が課題でした。18時が営業終了時間にもかかわらず、17時過ぎまで出荷作業を行わなければならず、ほかの業務に手が回らない状態だったそう。

受注管理に関しても多くの課題があったとのこと。注文書を確認しつつ、直接人の手で打ちこんで受注伝票を作成しているので、打ち込みミスがないか、ピッキングに間違いがないかをチェックしていました。

一回の注文につき二度の検品作業を実施しなければならず、非常に生産性が低い職場環境でした。ピッキング作業や棚卸でも課題が発生。ネイル商材は外見がよく似ており、類似商品が多数あります。じっくり商品を見て確認しないといけないため、月に約3件の出荷ミスがあったそう。毎月棚卸も実施していますが、在庫差異が出ていました。

導入後:生産性が大幅に改善されミスも少なくなった

WMS導入後は、作業の生産性が大幅に改善されたそう。今では、16時には出荷作業が終わるようになり、早ければ15時にはすべての作業が終了できている状況です。

ピッキング作業でも、WMSはおおいに活躍しています。受注伝票からピッキングリストを発行し、リストに従いピッキング。アナログでのチェックが不要になり、一注文あたりの検品作業が一度になったので、業務の効率化成功を実感しているとのこと。

商品管理では商品をバーコードで管理するスタイルに変わったことでピッキングミスもなくなり、出荷ミスを月に0~1件にまで減らせました。棚卸でも差異の発生を防げています。

参照元:クラウドトーマス公式HP(https://xn--gckr5a9ce1k1c3h.jp/case/1644/)2023年6月24日時点

スキン・ボディケア商品を輸入・製造販売する企業の事例

導入前:受注データを手入力していたため生産性が低かった

WMSを導入するまで、業務管理では基幹システムを使っていましたが、まず先入れ先出し管理ができていないという課題がありました。

また、受注においては、百貨店との取引には業界EDI、そのほかはFAX、電話、メールで受けていました。しかし、EDIと基幹システムの連携ができていなかったため、受注データは基幹システムにすべて人の手で入力しなければいけなかったそう。

事業が成長するにつれ、早急にシステム整備を行わなければいけない状況でした。

導入後:作業効率化に成功し残業時間も短縮

WMS導入後は、以前までExcelで管理していた在庫管理がシステム化。製造ロットナンバーごとの管理が可能になり、先入れ先出しも簡単にできるように。

また、外部の委託倉庫のシステムとWMSを連携することで、作業効率と出荷管理の精度も大幅に向上。手動だった受注処理も半分が自動化され、月に約80時間あった残業も短くなったそうです。FAXの通信費や紙の消費も低減し、業務もペーパーレスにできました。

参照元:アラジンオフィス公式HP(https://aladdin-office.com/case/else/ps-intl/)2023年6月24日時点

人気化粧品を製造・販売している企業の事例

導入前:各会社の管理システム
を使っていたためまとめて管理
できない

委託先の各倉庫会社のそれぞれのシステムを利用していました。しかし、各拠点の在庫数・出荷数をまとめて確認できない、時間と人の手間がかかっているという課題に悩まされていたとのこと。

商品管理の効率化を目指し、倉庫管理システムの一本化を検討していました。

導入後:ひとつのWMSで管理でき業務効率が格段にアップ

WMSを一本化した後は、業務効率が確実に向上したそう。毎朝決まった時間になると、WMSが出荷指示のデータと連携できるようになったため、まとめて管理することが可能になりました。以前より2時間も早く出荷できる状況です。

商品の入荷登録や倉庫間在庫移動が簡単にできる点もポイントです。委託先倉庫は複数ありますが、業務の負担を感じることはありません。システムを一本化したので、ひとつのWMSで管理でき、さらに入荷・出庫・在庫管理・棚卸・返品などの業務がすべて見える化されて、管理しやすくなりました。

自然災害によって、特定の倉庫から出荷できなくなった場合でも安心だそう。WMSによって、出荷元の拠点の振替が容易に行えるようになりました。別の倉庫から出荷するよう、データをすぐに渡せることも大きな利点です。トラブルがあっても、約束どおりに製品を届けられます。

参照元:COOOLa公式HP(https://cooola.jp/wms/case/rankup/)2023年6月24日時点

編集チームまとめ

WMSを導入した後では、ピッキングや検品、出荷などをデジタル化することで作業の効率化に成功し、生産性が向上している企業が多くあります。各企業によって抱えている課題は異なるので、まずは自社の課題や解決したいことを明確にしましょう。そのうえで、システムの特徴や機能をよく確認し、選定することが大切です。

物流業者から製造業、EC事業者など様々なシーンで活用されているWMSシステム(倉庫管理システム)。当サイトではEC事業者の目線で、システムの選び方やおすすめの3システムをご紹介しています。

EC事業者必見
自社に合ったWMSシステムの
選び方とは

ピックアップ記事