インターネットショッピングが普及する中で、ECサイトの決済方法は多様化しています。多くの決済方法がある中で、どの方法を選ぶかは顧客満足度や売上に直結します。
ここでは、ニーズの高い主要な決済方法について紹介し、それぞれのメリットとデメリットを詳しく見ていきます。
クレジットカード決済は、ECサイトで一般的な決済方法です。ユーザーはカード情報を登録するだけで簡単に支払いができ、次回以降の購入もスムーズに行えます。サイト運営者はカード会社から翌月以降にまとめて売上金を受け取るため、資金計画も立てやすいです。
しかし、クレジットカード決済には手数料が発生し、システム利用料や維持費もかかります。また、不正利用によるチャージバックのリスクもあります。オンライン決済のセキュリティに不安を感じるユーザーも増えているので、その対策も必要です。
コンビニ決済は、商品の支払いをコンビニで行う方法です。前払い方式と後払い方式があり、前者は入金確認後に商品を発送、後者は商品到着後に支払いを行います。前払い方式は代金未払いのリスクを減らせるメリットがあります。
一方、利用者がコンビニまで足を運ぶ手間がデメリットです。また、コンビニ決済を自社で手続きする場合、システム連携や審査手続きが煩雑になります。ペーパーレスコンビニ決済の導入で、振込票作成のコストを削減できます。
代金引換は、商品を受け取る際に代金を支払う方法です。クレジットカード情報の入力が不要で、コンビニに行く手間も省けます。特に、高額商品の購入時には安心感を提供します。
しかし、配達時に不在だった場合や受取拒否の場合には返送のリスクがあります。これによる追加費用は運営者が負担することになりかねません。また、現金のやり取りが発生するため、運送会社との連携も重要です。
銀行振込は、指定した口座に代金を振り込む方法です。高齢者にも馴染みがあり、手数料がかからない点が魅力です。
しかし、入金確認の手間や、15時以降の振込が翌営業日扱いになるデメリットがあります。ネットバンキングを利用することでこのデメリットは軽減できますが、未だに不便を感じるユーザーもいます。特に、商品発送前の入金確認が必要な場合、処理が遅れることがあります。
キャリア決済は、携帯電話会社のIDとパスワードを使用して支払いを行う方法です。クレジットカードが不要で、若年層の取り込みが期待できます。利用者は月々の携帯電話料金と合わせて支払いができ、手軽さが人気です。
一方で手数料が高く、利用限度額が低いため、高額商品には不向きです。また、審査基準が厳しく、個人事業主は利用できない場合があります。特に、各キャリアの審査をクリアするための手続きが複雑で、時間がかかることがあります。
電子マネーは、交通系ICカードやnanaco、WAONなどのプリペイド型決済方法です。還元率が高く設定されることが多いため、ユーザーにとっては魅力的です。特に、ポイント還元などのキャンペーンを活用するユーザーが多いです。
しかし、事前にチャージが必要で、高額商品の支払いには不便な点があります。さらに、チャージ残高が不足していると決済が完了しないため、利用者にとっても不便を感じることがあります。
後払い決済は、商品を受け取った後に代金を支払う方法です。決済代行会社が与信を行い、請求書を同封して商品を発送します。幅広い年齢層に受け入れられやすく、新規ユーザーの取り込みが期待できます。
しかし、手数料が発生し、コストがかかる点がデメリットです。特に、決済代行会社への依頼には、月額固定費や1決済ごとの手数料がかかります。これにより、初期費用やランニングコストが増加することになります。
多くの決済方法がある中で、どれを選ぶべきかは慎重に判断する必要があります。ターゲット層やコストなど、様々な要素を考慮して最適な決済方法を選びましょう。
ターゲットの年代に合わせて決済方法を選ぶことが重要です。若年層をターゲットにするならば、クレジットカードを持たない顧客にも対応できる代金引換やコンビニ決済が有効です。
一方、高齢者をターゲットにする場合は、馴染みのある銀行振込を導入することで、購入者を逃さずに済みます。特に、インターネットに不慣れな高齢者には、電話でのサポートや振込案内を充実させることで、安心して利用してもらえるでしょう。
各決済方法には手数料が発生します。クレジットカードは商品総額の3~5%、コンビニ決済は1件あたり150~300円、代金引換は1件300円の手数料がかかります。
コスト面を重視し、手数料の少ない決済方法を選ぶことも一つの手です。決済代行会社を利用する場合は、コスト面をよく比較して選びましょう。また、初期費用やランニングコストを考慮し、自社の売上や取引量に適したプラン選びも重要です。
mylogi
EC事業の立ち上げ段階~
月間3,000件程度の物流量
SANTA(三協)
今の業務フローや販売戦略にあわせて
機能を最適化してほしい
クラウドトーマス
倉庫管理を根本的に見直したいものの、
見直しに割ける人的リソースがない
【選定理由】
Google検索「WMSシステム」でヒットした33のシステムの中から、EC事業者向けに特化した19製品をピックアップし、それぞれ以下の条件で選定(2023年5月31日調査時点)。
・mylogi:WMSシステムの中でも、初期費用・月額費用が最も安いため、立ち上げ段階や注文が増え始めた段階でも導入しやすい
・三協:物流専門のSEが在籍しており、カスタマイズ実績数が最も多い(年間300件以上)
・クラウドトーマス:WMSシステムの導入に併せて、現場で倉庫のレイアウトや導線設計、商材配置などをコンサルティングしてくれると公式HPに唯一記載があった企業