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WMSシステムの導入手順

システム導入の成功には、綿密な準備と計画が欠かせません。成功する可能性を上げるられるよう、ここでは導入のステップや注意点について紹介します。

導入準備をする

システム導入の成功には、綿密な準備と計画が欠かせません。ここでは、導入準備の具体的なステップについて説明します。

計画の立案

導入準備では、まず必要な作業や決定事項を洗い出し、役割分担とスケジュールを決めます。よく言われる「段取り八分」という言葉の通り、計画立案は非常に重要な工程です。

特に以下の3点は、プロジェクトの成否に大きく影響します。

倉庫の整理

WMS(Warehouse Management System)の導入・リプレースには、運用の変更や管理の高度化が伴います。そのため、倉庫内では新システムに対応するための準備が必要です。

この工程は情報システム部門や基幹システムベンダーと役割を分担しながら進めます。認識のズレが発生しないよう、議事録を共有するなど密なコミュニケーションを保つことが重要です。

データ移行の準備もしておく

データの受信・送信のリールが要件定義で取り決められていますが、ここで再度確認します。

この工程は、情報システム部門や基幹システムベンダーと役割を分担しながら進めることになります。

認識齟齬が発生しないよう、議事録を共有するなど密にコミュニケーションを取って進めることが重要です。

準備をするメリット

WMSが稼働する際のトラブルを軽減するためにも、導入準備はしておきましょう。もし大きなトラブルが発生して物流が停止すると、顧客に商品を届けることができず、売上や企業の信頼に悪影響を与えます。

こうした事態を避けるため、準備段階でトラブルを抑える対策を立てます。さらに、WMSがスムーズに稼働することで、生産性の向上が期待できます。

準備をしたら導入を進める

新しいWMS(倉庫管理システム)の導入準備は、稼働時のトラブルを防ぎ、スムーズな運用を実現するために欠かせないステップです。以下の手順に従って、効率的な導入準備を進めましょう。

候補を絞って業者に相談する

まず、自社の倉庫内の運用状況を詳細に把握し、現行システムの課題や改善点、WMS導入の目的を明確にします。ここで在庫管理の精度向上や出荷作業の効率化など、実現したい目標や優先すべき機能を特定しておきましょう。

次に、洗い出した課題や目的に基づいて、WMSのシステムやサービスの候補を絞り込みます。市場にはさまざまなWMSが提供されているため、自社のニーズに適したシステムはどれか比較してください。

選定したWMSの候補について、各システム提供事業者と詳細な相談を行い、自社との適合性を確認しましょう。多くのWMSサービス事業者では、導入前に資料請求や担当者への相談が無料で提供されています。こうしたサービスを活用して、自社の希望に合ったシステムかを判断します。

試用できるなら実際に使ってみる

WMS(倉庫管理システム)サービスには、数週間から一カ月程度の無料試用期間が設けられているものがあります。

無料試用期間中には、機能が一部制限される場合と、全ての機能を試せる場合があります。しかし、いずれの場合も試験運用として、小規模な環境でテストして導入するべきか判断しましょう。

機能面に加えて、倉庫内の作業者が簡単に理解できるのか。また業務に支障なく操作や確認ができるかなど、誰でも扱いやすい機能であるかもチェックすべきポイントです。

社内に周知して導入する

サービスの具体的な選定が完了し、導入前の準備段階に入ったら、社内への事前周知やシステム運用教育のための人員配置、システム運用に合わせた倉庫内環境の整備などの導入準備を進めます。

導入で起こるかもしれない失敗

WMSの導入では、計画通りに進まないこともあります。以下のような点に注意が必要です。

連携不足で効率低下

WMSシステムの導入で、業務の流れを変えなければいけない可能性もあります。業務変更が発生した場合は、各関係部署や取引先に連絡しましょう。サポートセンターとの連携も欠かせません。

関係先との連携不足があると、トラブル対応が遅れたり、理解を得られなかったりします。業務効率向上のために導入したWMSも、連携が不十分だと効率低下を招いてしまいます。

サポートの対応が不十分に感じる

提供元のサポート体制が整っておらず、トラブル対応が遅れるのも懸念スべき点です。それを防ぐためにも、導入前にサポートセンターの体制やサービスレベルを確認しましょう。確認ポイントは次の通りです。

サポートを重視するのであれば、これらを確認しておきましょう。

コストが増えてしまった

初期費用だけでなく、カスタマイズ費用がいくらかかるかも確認しておきましょう。本体価格が低くても、追加項目が多ければコストが増大します。予算内に収めるためにも、カスタマイズ費用や追加したい機能を事前に相談しておくべきです。

事前準備や確認は必須

WMS(倉庫管理システム)の導入では、事前準備や確認が重要です。連携不足による業務効率の低下や、サポート体制の不備、予想外のコスト増加などのリスクも考えられます。

導入に際しては、各関係部署や取引先との連携、サポートセンターの体制確認、カスタマイズ費用の把握を徹底しましょう。これにより、スムーズな導入と効果的な運用が可能になるはずです。事前準備をしっかり行い、確認を怠らないことで効率化を実現できるでしょう。

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